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Geminiが中小企業向けに進化。AIがブランドの色・フォント・デザインを記憶する時代へ

日時
2026/10/29 12:00:00
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長谷川 文哉【株式会社BOTANICO】 <fumiya.hasegawa@btnc.co.jp>
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ご担当者様

こんにちは!
BOTANICOの長谷川です。

今回はGoogleの生成AI「Gemini」に関する最新アップデートとして
中小企業向けの新機能についてご紹介します。



Googleは10月20日
Geminiに中小企業向けの専用画面を追加すると発表しました。

今回のアップデートでは、ブランドづくり、財務分析、顧客理解、
マーケティング施策など、企業のさまざまな業務をGemini上でまとめて扱えるようにする方針が示されています。

また、Googleビジネスプロフィール、Google広告、Google Workspaceに加え、
CanvaやShopifyなどの外部サービスとの接続も案内されています。

つまり、Geminiは単に文章や画像を生成するツールから
企業のマーケティングや業務を横断的に支援するAIへと進化し始めています。



今回、マーケティング実務で特に注目したいのが
ブランドのデザイン情報を保持し、制作物へ反映する機能です。

これまで生成AIで画像や広告クリエイティブを制作する場合、

「ブランドカラーはこの色にしてください」
「フォントはこの書体を使ってください」
「写真は落ち着いた雰囲気にしてください」
「企業の世界観に合ったデザインにしてください」

といった指示を、その都度入力する必要がありました。

しかし今回の機能では、ブランドキットや使用色
フォントなどの情報をGeminiに渡すことで、そのスタイルを保持し、画像制作に反映しやすくなります。

これにより、毎回同じデザイン方針を説明し直す手間を減らしながら
ブランドの一貫性を保った制作がしやすくなることが期待されます。

特に、SNS運用や広告制作を継続的に行っている企業にとっては重要な変化です。

たとえば、Instagramの投稿画像、Meta広告のバナー、Google広告の画像、
セミナー告知、キャンペーン画像などを制作する際、
同じブランドルールをもとに複数のクリエイティブを展開しやすくなります。



一方で、ここで重要になるのは、AIにブランド情報を渡す前の準備です。

AIがブランドの見た目を保持できるようになったとしても
そもそも企業側で「自社らしいデザイン」が整理されていなければ、一貫した制作は難しくなります。

そのため、今後はAIツールの使い方を覚えることだけでなく
ブランドのルールを整理することが重要になります。

たとえば、クライアントごとに以下のような情報をまとめておくことが考えられます。

・ブランドカラー
・使用するフォント
・ロゴの使用ルール
・写真の雰囲気
・イラストやアイコンのテイスト
・見出しや文章のトーン
・避けたい表現やデザイン
・過去に反応の良かった制作物
・参考にしたい広告やSNS投稿
・ターゲットとなる顧客層



こうした情報を整理しておくことで
AIを活用した制作でも企業ごとの世界観を維持しやすくなります。

たとえば住宅会社であれば
落ち着いた色合い、自然素材を感じる写真、余白を活かしたデザインなど。

医療機関であれば、清潔感、安心感、読みやすさ、正確な情報表現など。

製造業であれば、技術力や信頼性が伝わる写真、
専門性のある文章、統一された企業カラーなど。

教育業界であれば、親しみやすさ、わかりやすさ、学習意欲を高める表現など。

このように、業種や企業ごとの
特徴を言語化することが重要になります。



また、AIによる制作が効率化されるほど
企業のクリエイティブが似通ってしまう可能性もあります。

どの企業も同じような画像、同じような文章
同じようなデザインになってしまえば、ユーザーから見た違いがわかりにくくなります。

そのため、これからのAI活用では、単に制作時間を短縮するだけでなく
自社ならではの表現をどれだけ維持できるかが重要になります。

もちろん、AIが生成した画像や文章をそのまま公開するのではなく
ブランドガイドラインに沿っているか、人間による最終確認も必要です。

特に、ロゴの形、商品写真、人物、文字、料金、実績などは
AIによる生成や編集で意図しない変更が生じる可能性があります。



そのため、制作ルールとあわせて
確認・承認フローも整えておくことが大切です。



なお、今回のGeminiの新機能は世界向けに順次展開されるため
すべてのアカウントですぐに利用できるわけではありません。

実際に利用する際は
各アカウントでの提供状況や接続できるサービス、利用条件を確認する必要があります。

今回のアップデートから見えてくるのは
生成AIの活用が「毎回指示して制作する段階」から
「企業のブランド情報をもとに継続的に制作する段階」へ進み始めていることです。

今後、マーケティング支援では
AIで画像や文章を作ること自体の価値は相対的に下がっていく可能性があります。



その一方で、企業の特徴や強みを整理し
ブランドとして一貫した表現を設計する仕事の重要性は高まっていきます。

生成AIでブランドを統一するには
まず人間が“自社らしさ”を言語化する必要があります。

AIは、整理されたブランド情報をもとに制作を効率化することができます。

しかし、その企業が何を大切にしているのか
誰にどのような印象を届けたいのかを決めるのは人間の役割です。



自社のSNSや広告、Webサイトでも
ブランドカラーやフォント、写真、文章のトーンが統一されているか。

AIに渡せる形で
自社のデザインルールやブランドの特徴が整理されているか。

この機会にAI活用を見据えた
ブランドガイドラインの整備を進めてみてはいかがでしょうか。


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株式会社BOTANICO
執行役員 長谷川 文哉
https://btnc.co.jp/


〒220-0073
神奈川県横浜市西区岡野1-19-6
Tel: 045-900-6747
fumiya.hasegawa@btnc.co.jp


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